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関連コラム

首・肩こり病(頚性神経筋症候群)

首肩コリ病はマッサージでは良くならない?

「首や肩がつらいから、マッサージに行ってみた」これはとても自然な選択です。実際、その時は気持ちよくて楽になる方も多いと思います。

 

それでも──「しばらくすると元に戻る」「何度通っても良くならない」そんな経験はありませんか?

 

それは、あなたの身体が弱いからでも、マッサージが悪いからでもありません。

 

首・肩こりが“長く続く状態”になると首・肩こりが慢性化すると、筋肉だけでなく身体の緊張のしかたそのものが変わってきます。

 

・無意識に力が入っている

・リラックスしているつもりでも抜けない

・寝ても疲れが取れにくい

 

このような状態では、表面をほぐすだけでは足りなくなっているのです。

硬いより、力が抜けない

首・肩こり病の特徴は、「すごく硬い」というより「力が抜けない状態が続いている」ことです。

 

そのため、揉んでも一時的には楽になりますが、身体がすぐ元の緊張に戻ってしまいます。

 

マッサージは、血流を良くしたり、気持ちよさでリラックスさせてくれます。

 

ただ、首・肩こり病のように長く続いた緊張がある場合は、身体の奥に残った緊張まで届きにくいことがあります。

 

だから「効かなかった」のではなく、今の状態に合っていなかっただけなのです。

首肩コリ病は「身体からのサイン」

このタイプの首・肩こりは、ストレスが続いていた、疲れを我慢する期間が長かった、休んでも回復しなくなってきた、そんな積み重ねの中で起こります。

 

身体が「そろそろちゃんと整えてほしい」と出しているサインだと考えてください。

 

改善のカギは「奥の緊張をゆるめること」で必要なのは、強く押すことではありません。

 

大事なことは身体の奥にある緊張に届くこと、神経の興奮を静めること、力を抜く感覚を思い出させることです。

これができると、首や肩は自然に戻りにくくなっていきます。

 

あなたの首・肩こりは、ちゃんと理由があります。「ずっと治らない首・肩こり」は、気合いや我慢でどうにかするものではありません。

状態に合ったケアを選ぶことで、身体はきちんと変わっていきます。

それがマッサージでは良くならない首・肩こり病の正体です。

 


病院では「異常なし」

病院で「異常なし」と言われた首・肩こり

首や肩がつらくて病院を受診し、検査を受けたあとにとく言われる言葉があります。
 
 
 
「骨や神経に異常はありませんね」
 
 
 
ほっとする反面、「じゃあ、このつらさは何なの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
 
 
 
「異常なし」=「問題がない」ではありません
 
 
 
病院の検査(レントゲンやMRI)は、骨・椎間板・大きな神経の異常を調べるのが得意です。また、命にかかわる病気を見つけることが大きな役割です。
 
 
 
筋肉の奥の緊張、筋膜の動きの悪さ、神経が興奮したままの状態といった機能的な問題は、画像には写らないことがほとんどです。
 
 
 
痛みやだるさの正体は「使い続けた疲労」
 
首・肩こり病の多くは、長時間のスマホ・パソコン、姿勢のクセ、無意識の力みなどが積み重なって起こります。
 
 
 
これは壊れているのではなく、疲れ切っている状態です。だから検査では「異常なし」と言われるのです。
 
 
 
ストレスが関係していることもあります。忙しさや緊張が続くと、身体は無意識に首や肩に力を入れ続けます。
 
 
 
その結果、筋肉が休めなくなる、血の巡りが悪くなる、回復するきっかけを失うという流れが起こり、つらさが長引いてしまいます。
 
 
 
「気のせい」「年齢のせい」ではありません。異常が見つからないと、「気にしすぎなのかな」「年だから仕方ないのかな」と思ってしまう方もいます。
 
 
 
でも、症状がある以上、身体の中ではちゃんと理由が起きています。
 
 
 
首・肩こり病は、検査に写らない不調の代表例です。身体の中ではちゃんと理由が起きています。
 
大切なのは「今の状態に合ったケア」
 
このタイプの首・肩こりには、表面だけでなく奥まで届くケア、緊張した神経を静めるアプローチ、身体が力を抜ける状態づくりが必要になります。
 
 
 
「異常がないから何もできない」のではなく、「別の方法が合っている」という考え方です。
 
 
 
不安になりすぎなくて大丈夫です。
 
 
 
病院で異常がないと言われた首・肩こりは、決して珍しいものではありません。
 
 
 
正しく身体を見て、整えていけば、少しずつ楽になっていくケースも多くあります。
 
 
 
あなたの首・肩こりにも、ちゃんと向き合い方があります。

危険な首・肩こりの見分け方

危険な首・肩こりがあります

ほとんどの首・肩こりは、疲労や緊張によるもので、命に関わるものではありません。

 

ただし、まれに「首・肩こりに見えて、別の病気が隠れている場合があります。

 

以下のようなサインがあるときは、自己判断せず医療機関を優先してください。

 

片側だけ強く出るしびれや力の入りにくさ

右(または左)だけしびれが続く

・物を落としやすくなった

・片方の腕が明らかに動かしにくい

これは単なるこりではなく、神経のトラブルが関係している可能性があります。

 

安静にしていても痛む・夜中に目が覚める

・じっとしていてもズキズキ痛む

・夜、痛みで目が覚める

・寝る姿勢に関係なくつらい

 

こうした痛みは、一般的な筋肉疲労とは違うことがあります。

 

日に日に症状が強くなっている

・休んでも良くならない

・できていた動きができなくなってきた

・痛みの範囲が広がっている

進行している場合は、原因をはっきりさせることが大切です。

 

首・肩こりに加えて全身の異変がある

・発熱がある

・強いだるさが続く

・急な体重減少

これらが同時にある場合は、首・肩こり以外の問題を疑います。

 

強い頭痛・めまい・ろれつが回りにくい

・今までにない激しい頭痛

・ぐるぐる回るめまい

・言葉が出にくい

このような症状がある場合は、早めの受診がとても重要です。

 

安心してよい首・肩こりの特徴

逆に、次のような場合は一般的な首・肩こりの範囲であることが多いです。

動かすとつらいが、休むと少し楽

・両側に同じような重だるさ

・マッサージや温めで一時的に楽になる

ただし、長く続く場合は身体のケアは必要です。

「迷ったら病院」が基本です

 

このコラムは、病気を見つけるためのものではなく、見逃さないための目安です。

 

少しでも「いつもと違う」「なんだかおかしい」と感じたら、医療機関を優先してください。


筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)

コリの正体はシコリ?

触れているのは“緊張の芯” 

コリとは筋肉の一部が過剰に緊張し続けている状態です。

筋肉全体が硬いのではなく、一部の筋線維だけが持続的に収縮(筋の短縮)し、うまく緩めなくなっています。

コリの正体は、筋肉や筋膜の機能的な異常です。

 

具体的には、

 

筋繊維の持続的な収縮

・筋膜の滑走不全(動きの悪さ)

・局所的な血流低下

・神経の過敏化

 

これらが重なった状態です。

つまり、触れている「硬さ」は

“固まっている”のではなく緊張し続けている状態です。

 

なぜ“しこり”のように感じるのか

筋肉の一部が過剰に収縮すると、

そこだけが硬くなり、ロープの結び目のような状態になります。

これが、いわゆる「コリの芯」です。

 

この“緊張の芯”の特徴

・押すと強く痛い

・痛みが離れた場所に広がる(関連痛)

・一時的にほぐれても元に戻りやすい

・日によって硬さや痛みが変わる

 

「しこり」との決定的な違い

本来の“しこり(腫瘍など)”は、

・押しても強い痛みが出ないことが多い

・徐々に大きくなる

・痛みが広がることは少ない

 

一方コリは、筋肉の状態によって変化する動的なものです。

 

「ほぐすだけ」では足りない

コリは単なる硬さではなく、筋肉が緊張し続けている結果です。

そのため、

・表面だけほぐす

・一時的に血流を上げる

だけでは、芯の緊張が残り、また元に戻ります。

MPSは心の病気ではない

「気のせい」と言われた方へ

「ストレスですね」

「気にしすぎでは?」

検査で異常が見つからないと、こう言われた経験がある方も少なくありません。

ですが結論から言うと――

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)は心の病気ではありません。

 

痛みの正体は「身体の中」にある

MPSの痛みは、

・筋肉の異常な緊張

・筋膜の滑りの悪さ

・トリガーポイント(痛みの芯)

といった、身体の機能的な問題によって起こります。

つまり、実際に体の中で起きている“現象”です。

 

なぜ「心の問題」と言われるのか

理由はシンプルで検査に映らないからです。

レントゲンやMRIでは、

・骨の異常

・大きな損傷

は見つけられますが、

 

・筋肉の微細な緊張

・筋膜の滑走不全

・トリガーポイント

 

はほとんど評価できません。

 

そのため、「異常なし」=「原因不明」→「ストレスでは?」

と説明されてしまうことが多々あります。

 

ストレスは“原因”ではなく“増悪因子”

ここで大事なのは、ストレスは無関係ではないが、主原因でもない

という点です。

 

ストレスがかかると、

 

・無意識に力が入る

・呼吸が浅くなる

・交感神経が優位になる

 

結果として、筋肉の緊張が強まり、痛みが悪化することがあります。

つまり、ストレスは「きっかけ」「悪化要因」であって、

痛みそのものの正体ではありません。

 

心と体は「つながっている」

MPSではよく、

・不安感

・睡眠の質低下

・疲労感

が出ることがあります。

これは、痛み → 自律神経の乱れ → 体調不良という流れです。

決して、心が弱いから起きているわけではありません。

 

ポイントは“緩められなくなっていること

重要なのは硬いことそのものではなく緩められなくなっていること

です。

この状態が続くと

・慢性的なコリ

・痛み(筋筋膜性疼痛症候群)

へとつながっていきます。

なぜ疲れていると痛みが出やすいのか?

疲れ=筋肉が回復できていない状態

本来、筋肉は

・使う

・回復する

というサイクルを繰り返しています。

 

しかし疲労がたまると、

・回復が追いつかなくなる

 

その結果、筋肉は緊張したままの状態になります。

 

血流が悪くなることで痛みが生まれる

筋肉が緊張し続けると、

・血流が低下する

・酸素が不足する

・老廃物がたまる

という状態になります。

 

これが「痛みの引き金」になります。

 

トリガーポイントができやすくなる

 

疲労が続いた筋肉では、痛みを生むポイント(トリガーポイント)が形成されやすくなります。

このポイントができると、

・押すと強く痛む

・離れた場所にも痛みが出る(関連痛)

 

といった症状につながります。

 

自律神経の乱れも関係している

疲れがたまると、

・交感神経が優位になる(緊張状態)

・眠りが浅くなる

・回復力が低下する

という悪循環が起こります。

つまり

・身体が休めない状態になる

 

これが痛みをさらに強めます。

 

「ある日突然」の正体

「急に痛くなった」と感じる場合も、実際には日々の疲労の積み重ねが限界を超えた状態です。

 

まとめ

疲れていると痛みが出やすいのは、

・筋肉が回復できていない

・血流が低下している

・トリガーポイントが形成される

・自律神経が乱れている

といった要因が重なっているためです。

 

最後に

痛みは「突然起きたもの」ではなく、これまでの蓄積のサインです。

その場しのぎではなく、身体全体のバランスを整えることが、根本的な改善につながります。


コロナ後遺症

コロナ後遺症と自律神経

新型コロナウイルスに感染したあと、検査では異常が見つからないのに、強い疲労感、動悸、息苦しさ、めまい、不眠、不安感などが続くことがあります。

これらは「気のせい」ではありません。

多くの場合、自律神経のバランスの乱れが関係しています。

 

自律神経とは?

自律神経は、呼吸・心拍・血流・体温・内臓の働きなどを無意識にコントロールしている神経です。

 

・活動モード(交感神経) アクセルの役割

・回復モード(副交感神経)ブレーキの役割

 

この2つがバランスよく切り替わることで、私たちの体は回復と活動を繰り返しています。

 

コロナ後に何が起きているのか感染そのものが体にとって大きなストレスになります。

 

さらに発熱や炎症、不安や緊張、呼吸の浅さなどが重なることで体は「危険な状態が続いている」と判断します。

 

その結果、交感神経(緊張モード)が入りっぱなしになることがあります。

 

これが、休んでも疲れが取れない、眠っても回復感がない、症状に波があるといった状態の背景にあると考えられます。

 

なぜ首・背中が固まるのか

自律神経は脳から体へ向かう途中で、首や背中を通っています。

 

緊張状態が続くと、後頭部の奥の筋肉首の前や横の筋肉肩や背中の筋肉が無意識に固まりやすくなります。

 

この筋緊張が続くと、神経や血流の働きが乱れ、さらに自律神経のバランスが崩れやすくなります。

 

つまり、「緊張 → 筋肉が固まる → さらに緊張する」という悪いループが起きていることがあります。

 

回復のために大切なこと

コロナ後遺症では、「頑張って治そう」とするよりも、体が安心できる状態をつくることが重要です。

 

それには首・背中の緊張をゆるめる、呼吸を深くする、体が安全だと感じる環境をつくるなど、そうすることで自律神経は少しずつ本来のバランスを取り戻していきます。

首・肩・背中が大事です

 ❶脳と体をつなぐ神経の通り道だから
 
首には
 
・脳幹(自律神経の中枢)
 
・迷走神経
 
・交感神経幹
 
・頚動脈・椎骨動脈
 
が集中しています。
 
 
 
首が強く緊張すると、脳への血流が低下、迷走神経の働きが落ちる
 
交感神経優位が固定化しやすくなります。
 
つまり「全身の調整スイッチ」が乱れる部位です。
 
 
 
❷ 呼吸に直結しているから
 
背中(僧帽筋・菱形筋)や首(斜角筋・胸鎖乳突筋)が緊張すると、呼吸が浅くなります。
 
 
 
呼吸が浅いと二酸化炭素バランスが崩れる、横隔膜が固まる、交感神経が優位になる→ 疲労・不眠・不安感につながります。
 
 
 
呼吸は「自律神経のリモコン」です。
 
 
 
❸ 重力を支える場所だから
 
頭は約5kgあります。
 
その重さを常に支えているのが首と背中。
 
 
 
長時間のデスクワークやスマホ姿勢で後頭下筋群、胸鎖乳突筋、僧帽筋上部が過緊張すると、脳は「常に緊急モード」と誤認します。
 
 
 
これが慢性疲労や自律神経症状の土台になります。
 
 
 
❹自律神経症状が出やすい部位だから
 
首〜背中の筋緊張はめまい、動悸、息苦しさ、不眠、頭痛
 
を伴いやすいのが特徴です。
 
 
 
これは筋肉の問題が神経反射を介して全身症状に波及するためです。
 
 
 
❺まとめ
 
首・肩・背中は
 
 
 
✔ 神経の通り道
 
✔ 血流の分岐点
 
✔ 呼吸の調整部
 
✔ 重力の支点
 
 
 
つまり「身体の司令塔の土台」です。
 
ここを整えずに全身を整えることは難しい。
 
だからとても重要です。


声がれ

声は“喉だけ”で作られていない

「声がかすれる」、「声が続かない」、「すぐに喉が疲れる」
 
多くの方は、喉が悪いのでは?と考えます。
しかし実際には、声は喉だけで作られているわけではありません。
 
 
■ 声は“全身運動”です
 
声は次の4つが連動して生まれます。
 
① 肺からの空気(呼吸)
② 声帯の振動
③ 喉頭の位置
④ 首・肩・背中の筋バランス
 
どれか一つでも崩れると、声は不安定になります。
 
 
■ 呼吸が変わると声が変わる
 
本来、声は横隔膜で支えられます。
 
しかし、首こり、猫背姿勢、ストレスがあると、呼吸は浅くなります。
 
すると、
 
・息が足りない
・押し出すような発声になる
・声が震える
 
という状態になります。
 
喉の問題というより、空気の問題です。
 
 
 
■ 首の緊張が声を変える
 
声帯は喉頭の中にあります。
喉頭は首の筋肉に吊り下げられています。
 
 
つまり、首が硬くなると喉頭の位置が固定されます。
 
・高い位置に引き上がる
・前に引っ張られる
・動きが悪くなる
 
この状態では、声帯は効率よく振動できません。
 
 
 
■ 自律神経と声の関係
 
緊張すると声が震える。
これは偶然ではありません。
 
 
ストレスで交感神経が優位になると、
 
・喉が締まる
・乾燥しやすくなる
・声が細くなる
 
神経の緊張が、声の質を左右します。
 
 
 
■ 「異常なし」なのに声が出にくい理由
 
検査で声帯に異常がなくても、
 
・首が固まっている
・呼吸が浅い
・神経が過敏になっている
 
このような機能的な問題は画像には映りません。
しかし声には、はっきり影響します。
 
 
 
■ まとめ
 
声は、喉、呼吸、首、背中、自律神経これらすべての協調で生まれます。
 
だからこそ、喉だけを見ても改善しないケースがあるのです。
 
声がれは“喉の病気”とは限りません。
 
身体全体のバランスを整えることが、自然な声への近道になることがあります。
 

自律神経と声の関連性

「緊張すると声が震える」

「疲れていると声がかすれる」

「ストレスが強い時ほど声が出にくい」

 

これは気のせいではありません。

声は、自律神経の影響を強く受けています。

 

■ 声は“神経のバランス”で変わる

自律神経には

交感神経(緊張・興奮)

副交感神経(回復・リラックス)

があります。

 

このバランスが乱れると、声の出方も変わります。

■ 交感神経が強すぎるとどうなるか

ストレス状態では交感神経が優位になります。

すると、

・喉が締まる

・声が細くなる

・乾燥しやすい

・声が震える

これは、喉周囲の筋肉が無意識に緊張するためです。

特に舌骨周囲や喉頭周囲筋は精神状態の影響を受けやすい部位です。

 

■ 副交感神経が落ちすぎても不安定になる

慢性疲労や自律神経の乱れが続くと、

・声が弱々しい

・息が続かない

・長時間話せない

といった状態になることもあります。

これは“支える力”が落ちている状態です。

 

■ 首と自律神経の深い関係

首の後ろには、

・迷走神経

・頸部交感神経幹

・後頭下筋群周囲の神経受容器

など、自律神経調整に関わる重要な経路があります。

 

慢性的な首の緊張は神経を常に刺激し続け、“軽い緊張状態”を固定化させます。

 

その結果、声にも影響が出ます。

 

■ こんな声は自律神経型かもしれません

・朝より夕方に悪化する

・緊張場面で悪化する

・咳払いが多い

・喉の違和感が移動する

・検査では異常なし

これらは器質的異常よりも、神経の影響を疑うサインです。

 

■ まとめ

声は“気合い”で出すものではありません。

 

自律神経が整い、呼吸が安定し、首がゆるんでこそ、自然な声が出ます。

 

声の不調は、身体からのサインかもしれません。


日々の疲れ

疲れの正体は「首と背中」にある

「しっかり寝ているのに疲れが抜けない」
「何となくだるい状態がずっと続いている」
 
 
このような“慢性的な疲れ”は、単なる疲労の蓄積ではなく、身体の回復システムそのものがうまく働いていない状態であることが多いです。
 
 
その鍵を握っているのが、「首」と「背中」です。
 
 
首・肩・背中の緊張が自律神経を乱す
 
 
首や背中には、呼吸・血流・内臓の働きなどを調整する自律神経と深く関わる筋肉や神経の通り道があります。
 
 
しかし、デスクワークやスマートフォンの使用が続くと
 
・頭が前に出る姿勢
・背中が丸くなる姿勢
・首や肩に力が入り続ける状態
 
になりやすく、これが慢性的な筋緊張を生みます。
 
 
この緊張が続くことで、
身体は常に“緊張モード(交感神経優位)”になり、
休んでも回復できない状態へと変わっていきます。
 
 
 
呼吸が浅くなると、疲れは抜けなくなる
 
背中や首が硬くなると、もう一つ大きな変化が起こります。
それが「呼吸の浅さ」です。
 
 
本来、呼吸は横隔膜や肋骨がしっかり動くことで深く行われまが、背中の緊張が強いと胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなります。
 
 
呼吸が浅くなると
 
・酸素が十分に取り込めない
・血流が悪くなる
・自律神経の切り替えがうまくいかない
 
結果として、疲労物質が抜けにくい身体になってしまいます。
 
 
 
「マッサージでは戻る疲れ」になっていないか
 
このタイプの疲れは、マッサージで一時的に楽になっても
すぐに元に戻ってしまうことが少なくありません。
 
それは、表面の筋肉はゆるんでも深い部分の緊張(深部筋・筋膜)が残っているためです。
 
つまり、「疲れが取れない」のではなく、
疲れが抜ける状態まで身体が変わっていないのです。
 
 
 
一本鍼で変わる「呼吸」と「回復力」
 
一本鍼治療では、首や背中の深部にある緊張に対して
直接アプローチしていきます。
 
深い部分の筋緊張がゆるむことで
 
・呼吸が自然と深くなる
・身体の力が抜ける
・自律神経の切り替えが起こりやすくなる
 
といった変化が起こります。
 
その結果、これまで抜けにくかった疲れが、回復できる身体へと変わっていきます。
 
 
最後に
 
慢性的な疲れは「頑張りすぎ」や「年齢」の問題ではなく、首や背中の状態によって回復できなくなっているサインです。
 
もし
 
・寝ても疲れが取れない
・常にだるさが残っている
・マッサージですぐ戻ってしまう
 
このような状態が続いている場合は、一度「身体の深い緊張」に目を向けてみることをおすすめします。
 
 
当院では、その状態そのものに対してアプローチしていきます。

「休んでも回復しない人」とは

「しっかり休んでいるはずなのに疲れが抜けない」
「休日に寝ても、翌日まただるさが残っている」
 
 
このような状態が続いている場合、単純に“休みが足りない”のではなく、休んでも回復できない身体の状態になっている可能性があります。
 
 
休む=回復ではない理由
 
多くの方は「休めば疲れは取れる」と考えています。
 
 
しかし実際には、身体が回復できる状態に切り替わらなければ、いくら休んでも回復は起こりません。
 
 
たとえば
 
・横になっているのに力が抜けない
・寝ている間も身体がこわばっている
・眠りが浅い・途中で目が覚める
 
こうした状態では、身体は“休んでいるようで休めていない”のです。
 
 
 
緊張が残ったままの身体
 
回復しない人に共通しているのが、無意識の緊張が抜けない身体です。
 
 
特に多いのが
 
・首・肩に常に力が入っている
・背中が硬く、呼吸が浅い
・力を抜こうとしても抜けない
 
といった状態です。
 
 
このような身体は、常に軽い緊張状態(交感神経優位)にあり、
休むスイッチが入りにくくなっています。
 
 
 
血流と酸素供給の問題
 
さらに、筋肉の緊張が続くことで
 
・血流が滞る
・酸素が十分に行き渡らない
・老廃物が排出されにくくなる
 
といった状態が起こります。
 
 
本来、回復とは「血液が巡り、酸素と栄養が届き、老廃物が流れること」で成り立っています。
 
 
つまり、流れが悪い身体では、回復そのものが起こりにくいのです。
 
 
一本鍼でつくる「休める身体」
 
一本鍼治療では、こうした状態に対して首・背中を中心とした深部の緊張にアプローチします。
 
 
深い部分がゆるむことで
 
・無意識の力みが抜ける
・呼吸が深くなる
・血流が改善する
 
 
結果として、身体が自然と“回復できる状態”に切り替わっていきます。
 
 
最後に
 
疲れが抜けないのは、「休み方が悪い」のではなく、休めない身体になっているサインです。
 
 
まず大切なのは、「しっかり休むこと」ではなく休める状態をつくることです。

自律神経症状

薬で良くなる人・良くならない人の違い

「薬を飲むと楽になるけれど、やめるとまた戻ってしまう」
「薬を続けているのに、なかなか改善しない」
 
 
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
 
 
同じ症状でも、薬で良くなる人と、そうでない人がいるのはなぜでしょうか。
 
 
■薬は“調整”であって原因除去ではない
 
まず大切なのは、薬の役割です。
 
 
多くの場合、薬は
 
・神経の働きを整える
・症状をやわらげる
・一時的にバランスを取る
 
といった「調整」を目的としています。
 
 
つまり、症状をコントロールすることはできても、その原因そのものを取り除いているわけではないのです。
 
 
そのため、薬によって楽になることはあっても、身体の状態が変わっていなければ、再び症状が出てしまうことがあります。
 
 
身体の状態によって反応が変わる
 
では、なぜ同じ薬でも効果に差が出るのでしょうか。
その大きな理由のひとつが、身体の状態の違いです。
 
 
例えば
 
・首や背中の緊張が強い
・呼吸が浅い
・血流が滞っている
 
といった状態では、そもそも身体が回復しにくく、薬の効果も十分に発揮されにくくなります。
 
 
一方で、身体がある程度整っている場合は、薬のサポートによってスムーズに回復へ向かうこともあります。
 
 
■薬は「悪いもの」ではなく“補助”
 
ここで誤解してほしくないのは、薬が悪いということではありません。
 
薬は
 
・つらい症状を和らげる
・日常生活を支える
・回復のきっかけをつくる
 
といった大切な役割があります。
 
ただし、それはあくまで補助としての役割です。
 
身体そのものの状態が変わらなければ、根本的な改善にはつながりにくいということです。
 
 

「朝つらい・夕方つらい」の理由

 
「朝は特にだるくて動けない」
「夕方になると一気に疲れが出てくる」
 
 
このように、症状が一日中ずっと同じではなく、
時間帯によって変化するという方はとても多くいらっしゃいます。
 
 
実はこの“波”には、はっきりとした理由があります。
 
 
■自律神経には「日内リズム」がある
 
私たちの身体は、自律神経の働きによって一日の中で自然なリズムを作っています。
 
・朝〜日中:活動モード(交感神経が優位)
・夜:回復モード(副交感神経が優位)
 
 
本来はこの切り替えがスムーズに行われることで、日中はしっかり動けて、夜はしっかり回復する状態になります。
 
しかし、このリズムが乱れると
 
・朝からスイッチが入らない
・夕方に急に崩れる
・夜も休まりきらない
 
といった“時間帯による不調”が現れるようになります。
 
 
 
■血流と筋緊張が「波」をつくる
 
もう一つ大きく関わっているのが、血流と筋肉の緊張状態です。
 
例えば
 
・朝は身体が固まっていて血流が悪い
・日中は緊張が積み重なっていく
・夕方に限界を超えて一気に不調が出る
 
といった流れが起こります。
 
特に
 
・首・肩・背中の緊張
・呼吸の浅さ
 
があると、血流が滞りやすく、時間の経過とともに症状が変化しやすくなります。

眼精疲労

自律神経と目の関係

目は、自律神経によって精密にコントロールされている器官です。

 

私たちは無意識のうちに

「見る」「ピントを合わせる」「光に適応する」

といった働きを行っていますが、これらはすべて自律神経が担っています。

 

■ 自律神経が関わる主な機能

 

・ピント調節(毛様体筋)

 → 副交感神経が働くことで近くにピントを合わせる

 

・瞳孔の調節

 → 交感神経で拡大/副交感神経で縮小

 

・涙の分泌

 → 副交感神経が優位になることで分泌が促進

 

■ 乱れるとどうなるか

自律神経のバランスが崩れると

 

・毛様体筋が緊張し続ける

・瞳孔の調節が不安定になる

・涙の分泌が低下する

 

結果として

 

・ピントが合いづらい

・目の奥の重さ

・かすみや乾き

 

といった「眼精疲労」の症状が現れます。

 

■ なぜ現代人に多いのか

 

・スマホやPCの長時間使用

・ストレス

・睡眠の質の低下

 

これらによって交感神経が優位な状態が続くと

★目が“使いっぱなし”の状態になる

★ 回復モードに切り替わらない

そのため「休んでも取れない疲れ」として残りやすくなります。

 

■ 本当の問題は“目以外”にある

慢性的な眼精疲労の方は

★ 目そのものではなく

★ 自律神経の切り替え不良

が関係しているケースが多く見られます。

 

■ 改善のポイント

重要なのは

★目だけでなく、神経の働きを整えること

首・後頭部の緊張をゆるめることで

★自律神経のバランスが整う

★目の緊張が自然に抜ける

という変化が起こります。

目の疲れは“首から上”で起きている

目の疲れは「目の使いすぎ」と思われがちですが、

実際には目だけの問題ではありません。

目は

・首

・後頭部

・肩〜背中

といった“首から上の構造”と密接に関係しています。

 

■ なぜ首や後頭部が関係するのか

後頭部には、視覚に関わる神経の処理が集まり、首の深い筋肉には、目の働きを調整する神経が通っています。

 

これらの部位が緊張すると

 

★ 目への血流が低下する

★神経の伝達がスムーズにいかなくなる

★ピント調節が乱れる

 

といった状態になります。

 

■ 「目を休めても回復しない」理由

・目薬をさしても変わらない

・休んでもスッキリしない

 

こういった場合は目ではなく、首〜後頭部の緊張が原因になっているケースが多く見られます。

 

■ ポイントは目ではなくコントロール側

目の機能は

★目そのもの

ではなく

★ 首・神経・血流

によってコントロールされています。

そのため

★ コントロールしている側(首・後頭部)を整えること

が、根本的な改善につながります。


頭痛

なぜ頭痛は繰り返すのか?

頭痛は「一時的な痛み」として現れますが、その背景には“繰り返す原因”が存在しています。
 
多くの場合、
 
 
・首・後頭部の筋緊張
・血流の低下
・自律神経の乱れ
 
といった状態がベースにあり、これが解消されない限り、頭痛は何度でも繰り返されます。
 
 
■ 痛みだけを抑えても戻る理由
 
薬や一時的なケアで楽になるのは
 
★ 痛みの信号を抑えているため
★表面の筋肉が一時的にゆるむため
 
です。
 
しかし
 
★深層の筋緊張
★ 神経の興奮状態
 
が残っていると、再び同じ状態に戻り、頭痛が出現します。
 
 
■ 慢性化する頭痛の特徴
 
繰り返す頭痛の多くは痛みが出やすい身体の状態が固定化している
ことが特徴です。
 
そのため
 
・疲れると出る
・天候で悪化する
・ストレスで強くなる
 
といった“波のある頭痛”になります。
 
 
■ 改善のポイント
 
大切なのは
 
★ 痛みを抑えることではなく
★ 痛みが出る状態そのものを変えること
 
首・後頭部・自律神経のバランスを整えることで 頭痛が起きにくい状態へと変わっていきます。

一時的に良くなるのに戻る理由

「その時は楽になるのに、また戻ってしまう」これは珍しいことではなく、原因が残ったままだから起こります。

■ なぜその場では楽になるのか

・薬を飲む

・マッサージを受ける

 

こうしたケアで症状が軽くなるのは

・痛みの信号が一時的に抑えられる

表面の筋肉の緊張がゆるむ

ためです。

 

■ それでも戻ってしまう理由

しかし実際には

・首や後頭部の深い筋肉の緊張

・血流の低下

・自律神経の乱れ

といった原因側が残っていることが多く、時間の経過とともに

・再び筋肉が緊張する

・神経が過敏になる

ことで、症状が戻ってしまいます。

 

■ ポイントは“深さ”と“神経”

慢性的に繰り返す方の多くは

・表面ではなく深層の問題

・筋肉だけでなく神経の問題

が関係しています。

 

■ 改善のために必要な視点

大切なのは一時的にゆるめることではなく戻らない状態をつくることです。

そのためには

・首〜後頭部の深層筋

・自律神経のバランス

まで含めて整えることが重要になります。


お尻のコリ(下半身のだるさ)

マッサージでは改善しない理由

理由①:コリが“深い場所”にある

お尻の筋肉は厚く、層になっています。

そのため、

・表面の筋肉はほぐれる

・しかし奥の筋肉は残る

という状態が起こります。

 

特に、深部の筋肉(梨状筋など)にあるコリは、一般的なマッサージでは届きにくい場所です。

 

理由②:原因ではなく“結果”を触っている

実際の痛みの原因は、トリガーポイント(痛みの芯)にあります。

しかしマッサージでは、

・張っている部分

・硬く感じる場所

を広く触ることが多く、本当の原因にピンポイントで当たっていない

ことがあります。

 

理由③:神経の興奮が変わっていない

コリは単なる筋肉の硬さではなく、神経が「緊張状態」を保っている状態でもあります。

そのため、

・一時的に血流が良くなる

・表面がゆるむだけではすぐに元の緊張に戻ってしまうのです。

お尻は見落とされやすい原因部位

 

症状は出すのに、原因と思われない場所

お尻の筋肉は、

・立つ

・歩く

・座る

といった日常の動きすべてに関わる、体の土台となる重要な筋肉です。

なぜ見落とされやすいのか

お尻には、他の部位と違う特徴があります。

 

・自分で触れにくい

・痛みを感じにくい

・「コリ」という認識を持ちにくい

 

そのため、不調の原因として意識されにくい部位です。

実際に起きていること

お尻の筋肉は、

 

・長時間の座り姿勢

・運動不足

・体の使い方のクセ

 

などの影響を受けて、気づかないうちに緊張が積み重なっていきます。

 

さらにこの状態が続くと、

 

・筋肉がゆるむタイミングが減る

・血流が低下する

・筋膜の動きが悪くなる

 

といった変化が起こり、コリ(トリガーポイント)が形成されやすくなります。

「使いすぎではなく、“休めていないこと”が問題です」


顔面神経麻痺

実際に身体の中で起こっていること

顔面神経は脳幹から出発し側頭骨の中の細い骨のトンネル(顔面神経管)を通って顔の筋肉に到達します。このトンネルは約3㎝と長く、とても狭い構造です。

 

■ベル麻痺

①ウイルスが再活性化

過去に感染した単純ヘルペスウイルス(HSV-1)が神経節(膝神経節)に潜伏している。

疲労・ストレス・免役低下をきっかけにウイルスが再び動き出す。

 

②神経に炎症が起きる

ウイルスが顔面神経を直接攻撃

免疫細胞が集まり神経自体が腫れる(むくむ)

 

③骨のトンネルの中で神経が圧迫される

顔面神経管は非常に狭いため腫れた神経の逃げ場がなくなる

神経が締め付けられ血流悪化

 

④神経の信号が伝わらなくなる

・軽症・・・神経の膜(ミエリン鞘)が傷つき信号の伝導が遅れる、途絶える

・重症・・・神経の軸索(本体)が変性、断裂する

 

⑤筋肉が動かなくなる

脳からの「動け」という命令が筋肉に届かなくなる

 

■ハント症候群

ベル麻痺は「神経腫れて圧迫される」のが主体ですがハント症候群はウイルスが神経を直接破壊しながら広がっていくのでよりダメージが深刻です。

 

幼少期にかかった水痘・帯状疱疹疱瘡ウイルス(VZV)は完全に排除されず顔面神経の途中にある神経細胞の集まり(膝神経節)にひっそりと潜伏し続ける

 

②免役が低下してウイルスが目覚める

加齢、疲労、ストレス、病気などで免疫力低下する

VZVが再活性化して神経細胞の中で大量増殖をはじめる

 

③ウイルスが神経を伝って広がる(ベル麻痺と大きく異なる点)

VZVは神経線維の中を移動する性質が強い

神経細胞を壊しながら進むため神経本体のダメージが最初から起きる

 

④同時に複数の神経が巻き込まれる

・顔面神経(運動枝) 顔の麻痺

・顔面神経(感覚枝) 耳・外耳道の痛み

・顔面神経(副交感枝)涙・唾液の分泌異常

・内耳神経(聴覚)  難聴・耳鳴り

・内耳神経(前庭)  めまい・ふらつき

・舌咽神経      喉の痛み・味覚障害

 

⑤皮膚に水痘が出る

ウイルスが神経を伝って皮膚の末端まで到達

耳介・外耳道・鼓膜周囲に赤い発赤(水痘)が出現

 

これがハント症候群の特徴的なサインです。

首コリとの関連性

① 首には「自律神経の通り道」が集中しています

首まわりには

・交感神経(緊張・ストレス側)

・副交感神経(回復・リラックス側)

が密集しています。

つまり、首の状態=自律神経の状態に直結しやすい

 

② 首こり → 交感神経が過剰になる

慢性的な首こりがあると

・筋肉が常に緊張

・血流が低下

・神経が刺激され続ける

その結果、交感神経優位(ずっと緊張モード)になる

 

③ 自律神経の乱れ → 免疫低下

交感神経が強すぎる状態が続くと

・睡眠の質低下

・回復力の低下

・免疫機能の低下

が起こります。

ここで重要なのがウイルスの再活性化を許す環境が整うということでう

 

④ 血流低下が「神経の弱点」を作る

さらに首こりは

・頭部・顔面への血流低下

・神経への栄養不足

を引き起こします。

 

その結果顔面神経がダメージを受けやすい状態になる

 

⑤ 最後に発症(引き金が入る)

そこに

・強いストレス

・過労

・体調不良

が重なると一気にウイルス再活性+神経炎症

顔面神経麻痺を発症する


突発性難聴

なぜ、ある日突然”聞こえなくなるのか

突発性難聴は、

「朝起きたら急に聞こえない」

「昨日まで普通だったのに突然おかしい」

という形で起こります。

 

このため、多くの方が

「本当に突然起きた」と感じます。

しかし実際には、完全に突然起きているわけではありません。

 

水面下では何が起きているのか

発症の前段階では、体の中で少しずつ変化が起きています。

例えば、

・首・肩の慢性的な緊張

・血流の低下

・自律神経の乱れ

・疲労やストレスの蓄積

 

これらが重なることで、内耳(音を感じる器官)が“ギリギリの状態になります。

 

最後の一押しで発症する

その状態に、

・睡眠不足

・強いストレス

・気温差や体調変化

などが加わると、

 

・内耳の機能が一気に崩れる

・音をうまく感じ取れなくなる

 

これが「発症の瞬間」です。

 

なぜ“突然”に感じるのか

 

内耳はとても繊細な器官で、

 

・血流

・酸素

・自律神経のバランス

 

に強く依存しています。

 

そして、あるラインを超えると一気に機能が落ちるという特徴があります。

 

つまり、

0 → 100で悪くなるのではなく

80 → 100で一気に表面化する

ため、

「昨日まで普通だったのに」と感じるのです。

 

■ まとめ

突発性難聴は、

・ きっかけは突然

・しかし原因は“積み重ね”

です。

 

そのため、

・首・肩の状態

・自律神経

・日々の疲労

といった「耳以外の状態」を整えることが、予防や回復にとても重要になります。

ストレスや疲れで起こりやすい理由

突発性難聴は、

「忙しい時期だった」

「疲れがたまっていた」

というタイミングで発症することが多くあります。

 

ではなぜ、ストレスや疲れが関係するのでしょうか。

 

自律神経の偏りが起こる

ストレスや疲労が続くと、交感神経(緊張モード)が優位な状態が続きます

本来は休む時間に働く副交感神経がうまく働かず、「体が休めない状態」になります。

 

血流が落ちる

交感神経が優位になると、血管が収縮します

その結果、

・首・肩まわりの血流低下

・内耳への血流低下

が起こります。

 

内耳はとても繊細で、わずかな血流低下でも影響を受けやすい器官です。

 

回復力が落ちる

さらに、

・睡眠の質の低下

・免疫機能の低下

も重なることで、ダメージから回復しにくい状態になります。

 

神経が過敏になる

ストレスが続くと、神経が常に興奮しやすい状態になります。

すると、

・音の感じ方が不安定になる

・耳鳴りが出やすくなる

といった変化も起こります。

 

■ なぜ「ある日突然」につながるのか

ここまでの状態が積み重なると、内耳は“ギリギリの状態”になります。

そこに、

・寝不足

・強いストレス

・体調の変化

などが重なると、一気に機能が崩れ、発症します。

 

まとめ

ストレスや疲れは単なるきっかけではなく、

・血流

・神経

・回復力

すべてに影響を与えます。

 

その結果、

・内耳がダメージを受けやすい状態になる

・ある瞬間に発症する

と考えられます。

回復する耳と残る耳鳴りの違い

突発性難聴では、
 
・聞こえは戻ったのに耳鳴りだけ残る
・聞こえと耳鳴りの回復に差がある
 
というケースが少なくありません。
 
これは、耳と神経の役割の違いが関係しています。
 
 
「聞こえ」と「耳鳴り」は別の問題
 
音を感じる仕組みは、大きく2つに分かれます。
 
① 音を受け取る(内耳)
② 音を認識する(脳・神経)
 
音は「耳で拾って、脳で聞いています」
 
 
● 聞こえの回復
 
内耳の細胞や血流が回復することで改善
 
 
● 耳鳴りの正体
 
 神経の“過敏な状態”や“誤作動
 
 
なぜ耳鳴りだけ残るのか
 
内耳がダメージを受けると、音の情報が一時的に脳へ届きにくくなります。
 
 
すると脳は、
 
「音が足りない」と判断し感度を上げるボリュームを上げる
 
この状態が続くと、実際には音がないのに音を感じる=耳鳴り
 
になります。
 
 
回復のズレが起こる理由
 
回復には段階があります。
 
① 内耳(耳)が回復する
② 神経の過敏さが落ち着く
 
この2つは同時ではなく、
 
耳は先に回復
神経は後から回復
 
というズレが起こります。
 
そのため、「聞こえは戻ったのに耳鳴りが残る」という状態になります。
 
 
耳鳴りが長引く人の特徴
 
耳鳴りが残りやすいケースでは、
 
・ストレスが強い
・首・肩の緊張が強い
・睡眠の質が低い
 
といった状態が見られます。
 
これらはすべて、神経の過敏状態を維持してしまう要因です。
 
 
改善に必要な視点
 
耳鳴りの改善には、 耳だけでなく「神経の状態」を整えることが重要です
 
具体的には、
 
・血流の改善
・自律神経の調整
・首・肩の緊張の緩和
 
などが関係すると考えられます。
 
 
まとめ
 
・聞こえの回復=耳(内耳)の回復
・耳鳴り=神経の過敏状態
 
そのため、
 
・ 回復のスピードに差が出る
・耳鳴りだけ残ることがある

睡眠の質改善

首・肩と睡眠の関係

首は“神経の切り替えポイント
 
首まわりには、
 
・自律神経の通り道
・脳へ向かう血流
 
が集中しています。
 
つまり首は、体を休ませるスイッチ」に関わる場所です。
 
 
首・肩が緊張すると何が起こるか
 
首や肩がこっている状態とは、筋肉がずっと力んでいる状態です
 
この状態では、
 
・神経が興奮しやすくなる
・血流が滞る
・呼吸が浅くなる
 
といった変化が起こります。
 
 
睡眠にどう影響するのか
 
本来、眠るときは副交感神経(回復モード)が優位になる必要があります
 
しかし首・肩が緊張していると、体が“緊張モードのまま”になります。
 
その結果、
 
・寝つきが悪い
・眠りが浅い
・夜中に目が覚める
 
といった状態につながります。
 
 
「脳が休めない状態」
 
さらに重要なのは、首の緊張は脳の休息”にも影響するという点です
 
首の血流が悪くなると、脳がしっかり休息モードに入れない、
 
そのため、寝ているのに疲れが抜けないという状態が起こります。
 
 
呼吸との関係
 
首・肩がこっている人は、呼吸が浅くなっていることが多いです
 
呼吸が浅いと、体は常に緊張状態を保とうとします
 
これも、深い睡眠に入りにくくなる原因です。
 
 
まとめ
 
首・肩の緊張は「神経・血流・呼吸」に影響する
 
その結果「眠っても回復できない状態」になる。
 

睡眠の質が下がると起こること

① 疲れが抜けなくなる
 
睡眠は、体と脳を回復させる時間です。
 
しかし眠りが浅いと、
 
・筋肉の回復が不十分
・脳の疲労が残る
 
寝ても疲れが取れない状態になります
 
 
 
② 自律神経が乱れる
 
質の良い睡眠は、自律神経をリセットする役割があります
 
これがうまくいかないと、
 
・朝からだるい
・日中ぼーっとする
・夜になっても休まらない
 
1日中バランスが崩れた状態になりやすいです。
 
 
 
③ 首・肩こりが悪化する
 
睡眠中は本来、筋肉の緊張がゆるむ時間です
 
しかし睡眠の質が低いと、
 
・筋肉が回復しない
・緊張が持ち越される
 
コリがどんどん蓄積していきます。
 
 
④ 集中力・判断力の低下
 
脳がしっかり休めていないと、
 
・集中できない
・ミスが増える
・イライラしやすくなる
 
日常生活にも大きく影響します。
 
 
⑤ 回復しにくい体になる
 
睡眠の質が低い状態が続くと、回復しづらい体になっていきます
 
・ちょっとした疲れが抜けない
・症状が長引く
・不調が慢性化する
 
 
まとめ
 
睡眠の質が下がると起こるのは、単なる「眠い」だけではありません
 
・疲労の蓄積
・自律神経の乱れ
・コリの悪化
・集中力の低下
 
こうした変化が積み重なり、不調が抜けない体になっていきます。
 
最後に
 
大切なのは、
「しっかり寝ること」ではなく「しっかり回復できること」
 
そのためには、
 
・脱力できる体
・自律神経が整う状態
 
をつくることがとても重要です。

PMS(月経前症候群)

PMSが重い人・軽い人の違い

「同じ生理前なのに、つらさが全然違う」

「私は毎月しんどいのに、平気な人もいる」

この違いはどこから来るのでしょうか?

 

答えは、

体の状態の違い】にあると考えられています。

 

ポイントは「受け止める力」

 

生理前は誰でも、ホルモンが大きく変化します。

 

しかし、

・ほとんど気にならない人

・日常生活に支障が出る人

 

がいるのは、体が変化をどれだけ受け止められるかの差です。

 

ホルモンへの感受性の違い

血中のエストロゲンやプロゲステロンの量自体よりも、脳や体がこれらのホルモン変動にどれだけ敏感に反応するかが大きく影響します。

同じホルモン値でも、反応の強さは人によって異なります。

 

セロトニンの関与

黄体期(排卵後〜生理前)にはセロトニンが低下しやすくなります。もともとセロトニンの産生量や受容体の感受性に個人差があるため、気分の落ち込みやイライラの強さが変わります。

 

遺伝的要因

双子研究などから、PMSには遺伝的な素因があることがわかっています。ホルモン代謝に関わる遺伝子の違いが影響している可能性があります。

 

生活習慣・栄養状態

睡眠不足、運動不足、マグネシウム・ビタミンB6・カルシウムの不足は症状を悪化させます。逆に、これらが十分な人は症状が軽い傾向があります。

 

ストレスと自律神経

慢性的なストレスがあると、ホルモン変動への脳の反応が過剰になり、症状が重くなりやすいです。

 

年齢・ライフステージ

30〜40代にかけて症状が重くなる人も多く、ホルモンバランスの変化が関係しています。

PMSが重くなりやすい人の特徴

自律神経が乱れている

もともとバランスが崩れていると、ホルモン変化の影響を強く受けやすくなります。

 

睡眠の質が低い

睡眠で回復できていないと、体に余裕がなくなり、不調が出やすくなります。

 

首・肩の緊張が強い

首まわりのこりは、

・血流の低下

・神経の過敏状態

を引き起こし、症状を増幅させる要因になります。

 

脱力できない体

常に力が入っている状態では、回復スイッチが入りにくくなります。

 

*PMSが軽い人の状態

一方で軽い人は、

・体がゆるみやすい

・呼吸が深い

・睡眠でしっかり回復できている

【戻れる体】になっています

 

PMSの差は、ホルモンの量ではなく“反応の差”です。

 

つまり、体が整っているほど影響を受けにくいです。

 

まとめ

 

PMSが重い人と軽い人の違いは、

・体の回復力とバランスの違い

・自律神経

・睡眠

・首・肩の状態

脱力できるかどうか

これらが大きく関係しています。

 

最後にPMSは、体の状態を映し出すサインでもあります

「毎月つらい」と感じている方ほど、体を整えることで変化が出やすい状態です。

顎関節症

顎の不調の本当の原因

顎の痛みや違和感は、「顎そのものの問題」と思われがちですが、実際はそれだけではありません。

多くの場合、原因は顎の外にあります。

 

首・肩の筋肉の緊張

顎の筋肉は、首や肩と筋膜でつながっています。

そのため、

・首こり

・肩こり

・長時間の同じ姿勢

などが続くと、顎にも負担がかかり、痛みや動きの悪さにつながります。

 

食いしばり・歯ぎしり

ストレスや疲労によって、無意識に力が入る状態が続きます。

これにより、

 

・顎の筋肉が常に緊張

・関節に負担が蓄積

 

し、症状が出やすくなります。

 

 姿勢の乱れ

猫背やストレートネックになると、頭の位置が前にズレます。

その結果、顎に常に圧がかかり、

 

・開けづらい

・ズレる

・音が鳴る

 

といった症状が起こりやすくなります。

 

自律神経の乱れ

ストレスや疲れが続くと、体は緊張しやすい状態になります。

すると、

 

・食いしばりが強くなる

・筋肉が緩みにくくなる

 

ことで、顎の不調が慢性化します。

 

まとめ

顎の不調は

 

  ✖ 顎だけの問題ではない

 〇首・姿勢・神経の影響が重なって起こる

 

つまり、全身のバランスの崩れのサインです。

顎関節症のメカニズムとは

顎の不調は、いくつかの要因が重なって起こります。

首・肩の緊張

首や肩の筋肉が硬くなると、顎まわりの筋肉も引っ張られます。

・顎の動きが悪くなる

・関節に負担がかかる

 

姿勢の崩れ

猫背やストレートネックにより、頭が前に出て顎に圧がかかります。

・顎がズレる

・開けづらくなる・音が鳴る

 

食いしばり(自律神経)

ストレスや疲労により、無意識に歯を食いしばる状態になります。

 

・筋肉の緊張が続く

・関節への負担が増える

 

血流低下

筋肉の緊張が続くことで血流が悪化し、

 

・ 疲労が抜けにくい

・ 痛みが慢性化する

 

まとめ

これらが重なることで、

 

・顎に負担がかかり続ける状態

・回復しにくい状態

 

ができあがります。

 

そのため、顎だけでなく全身を整えることがとても重要です。

ごあいさつ

院長 合木英彦

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