当院のハリ治療は1本のハリを刺して抜いてを繰り返し行っていく
「一本鍼治療」
です。
ハリの材質はステンレスで太さ0.18~0.20mm長さ3.9cm~6cmのはりを使用します。
主に使用する鍼は下の写真の真ん中の太さ0.18㎜ 長さ4.8cmです。
(体形によっては長い鍼も使用します)
大体髪の毛より少し太い位です。
使用するハリは完全滅菌処理されていて感染の恐れは全くございませんのでご安心ください。
❶基本的に患者様にはベッドに横向きに寝ていただきます。
*うつ伏せ姿勢での治療は肩や首の前側(胸鎖乳突筋)、背中の筋肉のコリ(緊張)の度合いが確認しづらくなるため横向きで正確に悪い場所を確認していきます。
(胸鎖乳突筋が重要です➡詳しくはこちらへ)
❷一本のハリだけを使い首から肩、背中、腰、臀部等の悪い部分(HIBIKIポイント)にハリを「刺しては抜いて」と繰り返しながら治療を進めていきます。
*筋肉の張りやコリを施術者の私達が触り、確認しながらハリを刺していきます。
*臀部(おしり)の筋肉のコリは自覚症状がないことが多いのですが例えば
などの症状がでやすくなります。
お尻にあるツボは学問上(教科書的に)とても少なくツボだけで治療を追ってしまうと効果的な治療ができません。
その点当院はその都度手で触って確認しながら行っていきますので的確なお尻のハリ治療ができます。
❸①と反対側(逆の体勢)に向いていただき反対側も②と同様に治療を進めていきます。
❹一通り終われば治療終了となります。
また、症状により
①頭部に置鍼➡詳しくはこちら
②お灸➡詳しくはこちら
③シール鍼➡詳しくはこちら
④テーピング➡詳しくはこちら
をする場合があります。
☝point!
首の一本鍼治療で重要なのは後頭骨の下に位置する後頭下筋群(首の一番奥にある筋肉)へハリを届かせる事です。
一般的なツボ名ですと天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)という場所になります。
また首の筋肉はいくつかの筋肉が重なりあっていますので鍼を奥深く入れ、奥にある筋肉のコリに届かせないと十分な効果を得られません。
首コリ、肩コリを起因とする頸性神経筋症候群をはじめ眼精疲労、自律神経症状、コロナ後遺症など、その他すべての諸症状において治療ポイントとなる大変重要な場所です。
「首のここの・・・奥が・・気になる」「いくら指で押しても・・・届かない」「ツボ押し棒、マッサージガン、ボールなどを使ってもなかなかすっきりしない・・・」「マッサージをしてもらってもなかなかほぐれない」という感覚が続いている方は奥深くを刺激できる一本鍼治療をお勧めします。
☝point!
首の治療において必要不可欠で大変重要な胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)への一本鍼治療です。
過度な精神的ストレスを抱えている方はこの筋肉の緊張を強く引き起こし、自律神経のバランスを崩してしまう可能性が高まります。また、血液循環を妨げ吐き気やめまい、のぼせなどの症状を引き起こすことがあります。
他にも歯ぎしり、食いしばり、睡眠が浅い、耳鳴り、突発性難聴、パニック障害、声がれ(かすれ)、咽喉頭異常感症(ヒステリー球)、顎関節症など多岐にわたり関与している筋肉です。
首の後ろ、肩の治療に加えてこの筋肉を緩めることは大変重要です。
☝point!
いわゆる「肩こり」を最も感じる場所(僧帽筋)への一本鍼治療です。
この場所は肩井(けんせい)と呼ばれている場所で大変コリができやすい場所であると同時に自覚症状をとても感じやすい場所ですので鍼を打つ場所、回数も多くなります。
また、この場所に限らず首の付け根~肩先までのエリアにコリが存在していることが多々ありますので大事な治療ポイントとなります。
また、上記の胸鎖乳突筋と同様この筋肉(僧帽筋)も精神的ストレスによって過度の緊張を引き起こします。
普段からイライラする、些細なことでカッとなりやすいなどの精神的現象が起こりやすい方は首から肩、背中の筋緊張が深く関係していると言っても過言ではありません。
☝point!
背中の筋緊張は首、肩と同様に自律神経のバランスを崩し様々な不定愁訴が起こる原因となるため大事な治療ポイントとなります。
一般的に背中の筋緊張は自覚しないことが多いため知らない間に緊張を起こしていて自律神経を乱していることが考えられます。
特に膏肓(コウコウ)というツボのコリを最大限緩めることが大変重要です。
また、背中の筋緊張は睡眠の質を悪くさせるため「寝つきが悪い」、「寝ても疲れが取れない」、「起床時から体がだるい」、「やる気がでない」などの症状が起こりやすくなります。
肩甲骨の下部から腰にかけての部位は「腰背移行部(ようはいいこうぶ)」と呼ばれ、ここの筋緊張が強いと何となく「胃がすっきりしない」「食欲がない」などの症状が起こることがあります。
☝point!
腰のやや下部への一本鍼治療です。
骨盤(腸骨)と仙骨の間(仙腸関節)周囲は普段から負担がかかっているため障害されやすく痛みが出やすい場所です。
☝point!
腰への一本鍼治療は鍼を入れる深さがとても重要です。
また頑固なコリが存在していることが多いため何度も何度も刺しては抜いてを繰り返し、コリを緩めていくことが大変重要です。
ギックリ腰を何度も起こしている方は痛みは治まってても頑固なコリが残存しているために再度痛みを発生させる確率が高まります。
お腹の横に位置する腹横筋(フクオウキン)は腰椎(腰の骨)の安定性を保つ働きがあり天然のコルセットと呼ばれていますのでこの筋肉の緊張に対してもアプローチすることが重要です。
また、女性は腰やお尻の筋肉の緊張が強いと骨盤内臓器(子宮)の血液循環が低下して「生理痛」や「足のむくみ」が起こりやすくなる事がありますのでこれらの筋緊張を緩めておくことは大変重要です。
☝point!
お尻への一本鍼治療です。
自覚症状が出にくい場所ですが皆さん必ず緊張を起こしている筋肉です。
学問上ではいわゆる「ツボ」がほぼ存在しない場所ですが非常に「コリ」ができやすい場所です。
そのため一本鍼治療では「手の感覚」でコリを確認して行うことから刺さなければいけない場所がたくさんあります。
「下半身がだるい」、「お尻を叩きたくなる」、「階段を昇るのが辛い」、「重い」、「下半身が冷える」、「むくみやすい」という方は足の治療だけでなくお尻を十分に緩めないと効果がありません。
また、女性の生理痛にも関与していると考えられます。
☝point!
新型コロナ(ワクチン)後遺症の治療です。
首、肩、背中の筋肉を一本鍼治療で緩め、最後に頭鍼(頭部へのハリ)をしながらスーパーライザーEXにて自律神経を整えて血液循環を促進させていきます。
一本鍼治療に加えて、頭鍼、スーパーライザーEXを併用することで脳血流量が増大して相乗効果を発揮します。
詳しくは➡コロナ後遺症へ
☝point!
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の一本鍼治療です。
手首を手の甲側に動かす筋肉(前腕の伸筋群)を緩める治療です。
これらの筋肉の緊張を緩めて上腕骨外側上顆にかかる牽引力を取り除きます。
一本鍼治療は筋肉の緊張(コリ)を最大限取り除くことを目的としています。
そのためには単純に「ツボ」に刺すという安易な治療ではなくコリや張りを手で探り当てその場所にハリを打つということが大変重要です。
また、その場所に1本打ったら終わりという事ではなく緩むまで何度も何度も繰り返し打つという事とハリを入れる深さが必要になります。
コリ(異常硬結)にハリを刺入することで血液の循環が促進して酸素と栄養が隅々まで行き届くためそのコリが緩みやすくなります。
ハリを刺すと筋肉に微細な傷(顕微鏡レベルで確認できる微細なもの)ができます。すると体が反応しその部分を修復しようとして血液がそこへ集まってきます。
また、一方では体にとってハリという異物が入って来た事で体が反応を起こし血液の循環が活発になるのです。
首から肩、背中、腰にハリ治療を行うとガチガチに凝り固まった筋肉が緩むことで神経への刺激が減り、つらい張り感や痛みが和らぎ、精神と肉体のバランスが整いやすくなります。
ハリの刺激は自律神経を活性化させ交感神経と副交感神経のバランスが整いますので自律神経症状(慢性疲労、めまい、頭痛、耳鳴りなどの不定愁訴)の改善に効果を発揮します。
一般的なハリ治療はベッドにうつ伏せになり「ツボ」といわれる場所にハリを刺してそのまま置いておき(置鍼)ある程度の時間が経ちましたらハリを抜いて治療を終了することが多いようです。
(場合によっては刺したハリに電気を流すパルス通電を行う場合もあります)
*当院ではこのような方法では行っておりません。
その理由は3つあります。
①うつ伏せ姿勢での置鍼は患者様が身体を動かすことが不自由になるためリラックスできず逆に余計な力が入ってしまうことが多いため。
②首、肩、背中をはじめ腰、臀部などの筋のコリが触診上、把握しづらくなることから「一本鍼治療」の効果を最大限引き出せないため。
③大変重要な治療ポイントである耳の下から喉の下へ走行している胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)への鍼が打てないため。
当院は横向きでの治療ですから患者様も余計な力が入りませんし、施術をする私達も患者様の「コリ」を的確に把握できるためうつ伏せでの治療に比べて効果の高い治療が可能だと確信しております。
是非お試しください。
当院の一本鍼治療は「ツボ」はもちろんですが、それよりも触った指の感覚(コリの有無)でその都度ハリを刺しては抜いてと繰り返しコリの緩みを確認しながら的確に行うことを意識しています。
当然感覚によって鍼を刺したその場所がいわゆる教科書的な「ツボ」と合致することがありますが、あくまでも私達術者の手で触った感覚(悪いと思われる場所、コリの有無)で行うことが重要であると同時に非常に効果の高い治療ができると考えています。
また、はりを打つ回数は部位や症状にもよりますが首、肩、背中の治療だけでも100本以上、更に腰から臀部を加えますとおそらく200本以上は打つかと思います。(一本の鍼で行っていきますので100か所もしくは200か所と言ったほうが適切ですが・・・。)
一通り治療が終了すれば緊張していた筋肉が「ゆるんだ!」「楽になった!」と皆様身をもって実感されることでしょう。
その状態になれば治療は成立です。
同時にそれが様々な諸症状の改善につながっていきます。
一本鍼治療は怖いと思うかもしれませんが一歩踏み出してその良さを実感して頂けたら私達も嬉しく思います。
是非ご利用ください!
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